藝大ゲームサウンドオーケストラに行ってきたよ


藝大コンサート

大神とクロノアという大好き作品だったので「行きたい!」と往復はがきを申し込んで無事当選! 平日夜ということで、なかなか参加できない方も多かったんじゃないかな。という点でもったいないと思った「藝大ゲームサウンドオーケストラ-FINAL-」に行って来ました。
まぁアタシも働いていた頃は19時上がりだったから今のタイミングじゃないと行けなかったわけですが…

長くなったので続きからでスイマセン。


前半は大神。
オーケストラと和楽器との饗宴により、ほぼその演目を再現していたと思います。やっぱ和楽器入ると違いますね…そしてファミ箏の時もだったんだけど、小鼓カッケェな! を再確認。篠笛の切り裂くような音が美しくて素敵だった。
4楽章による大神の表現だったわけですが、ゲーム演奏会によくある「忙しい人の為の」作品メドレーとかでなく、それぞれにテーマを持たせつつ、組曲としてまとめていた演目であったように思います。ゲームとは違うカンジではありますが、起承転結がハッキリしており、割りと演奏会での定番曲もあり、聞きやすく分かりやすい展開であったと思います。
個人的には「ウシワカ演舞~ウシワカと遊ぶ」が迫力満点で、最初のインパクトとしての掴まれたカンジです。

第三楽章の「双魔神 モシレチク コタネチク退治」では、その独特な音をしっかり再現してて(あれなんで出してたんだろう…?)、プログラムでも記載されていますが、実験的、前衛的な挑戦だったようです。こういう楽曲の模索というか、再現だけでなく「曲」として新たに作り出す編曲が、今までの学術の結果を打ち出すというものだったのかもですね。
ゲーム演奏団体の再現というのが、「ゲームの音」の再現だけでなく、音画(byOGR)といった趣であるのに対し、割りと素直に音だけで勝負しているカンジが違うとこだなと思いつつ聞いていました。

しかし何と言ってもラスト展開、「Reset」~「ありがとう」バージョン~からの「太陽は昇る」ですか。分かっていてもこの流れはアツイ。ステージ上のスクリーンには、曲目タイトルが表示されているのですが、その演出も素晴らしく、桜舞う映像に思わずグっとこみ上げるものがありました。

この演出が細かいトコで素晴らしく(クロノアのロンゴランゴでグルグルとロゴを回していたのもナイスすぎた)、照明と合わせてゲーム画面は出せないのに雰囲気をしっかり伝えていたと思います。ステージが暗くなって仄かに灯る譜面ライトがホタルに見えたんだけど、これは意図したものだったのかな…? 

そんな感じでなるほど。と思った前半戦。惜しいトコは大太鼓がパーカッションになっていたトコ。アレがしっかり「和楽器」として確立していたらもっとキリっとした印象だったんじゃないかな…と思うとこ。それとこれは元曲がそうだからなんだけど、オケ+和楽器での演奏であるわけで、和風の曲ではあるけど和の曲じゃないんだな。という実感。オーケストラとしての演目だから、これはこれで正解なんだけど、ちょっとだけ物足りなさを感じていました。



後半クロノアになる前に休憩だったんだけど、作曲者の井村絵里子さんが登壇! ちょっとびっくりw 
割りと作曲者さん達がいらしてたらしい…よ?

そして井村さんは安定の井村さんでした!(失礼)
頂いたパンフに井村さんのインタビューが掲載されていまして、そこに記載されていたYAKSAのハナシが面白かったです。パンフにはMoC主催の大澤さんのインタビューもあり、なるほど…と思いました。大澤さんはさらにチェロで今回乗ってたw

そんな合間のトークショウを楽しんでの後半クロノアです。
ピアノを中心に置いていたのでピアノ協奏曲?と思いながらのスタート。トップの「AND I BEGIN TO WONDER」は、そのままピアノが語る物語のスタート。この曲は後半戦にもリフレインしてくるんですが、いわばヒューポーの(個人的には暗黒面)テーマであり、敵対するガディウスの闇も抱えていると思っています。
そういう感じで、こちらも4楽章からなる構成で、クロノア(彼のテーマは「THE WINDMILL SONG」である)と、ヒューポー(ナハトゥム)との対比をしている感がありました。こちらもいわゆる「忙しい人のためのクロノア」ではないものの、割りとラストの再生の歌へつなげるための物語の使い方であったように思います。

が、個人的にちょっとどうにもこのつなぎ方が馴染めなくて。風車の歌のフレーズを使用した曲を繋げて「クロノア」として、対比する悪夢としての象徴を最後だけでなく色々と出している…と思ったんだけど、それだったら第二楽章のジャグポットとかどうなんじゃろ?と思ったり。この第二だけ「忙しい人のためのクロノア」になっちゃってて、ファントマイルの世界を見せたかったのかもしれないけど、トータルとして浮いちゃっていたように自分は感じました。
曲単体のアレンジとしても、ピアノをメインに置いていることによって、本来の音じゃない楽器で演奏されている部分もあったりでそこが違うかなぁ…と思ったり。うるさい原曲至上主義でゴメンよ。(でも光の採掘場の表現は良かった)

あっという間に月に来まして! ヒューポーの闇が深まっていく(押さえきれない心~今は言えないは「AND I BEGIN TO WONDER」のフレーズ)中、あっという間に(ガディウスを飛び越えて)ナハトゥムやっつけて! というのもちょっと勿体無かったかな… 再生の歌ありきだったのか、もうちょっとゆっくりココをやっても良かったように思うんだ…(ゆえに第二の世界がどうにも)
再生の歌をちゃんと歌姫が歌ってくれたのは良かったね。ちょっと声量が少ないように感じたのだけど、これは押さえていたのかな…? 
ラストのスタッフロール、ココのピアノ&バイオリンの掛け合いは見事だったね。これ単独でも演目として映えたんじゃないかな。静かに物語を終えて余韻もなくブラボーおじさんがブラボー入れたのに吹いたw(多分コレ、ワシは分かっているぞ!というアピールなんだろうけど) 

そんな感じで2演目終わり、思ったことは
「聞いている人もプロだな!」
と思ったw だって普通に楽章ごとに拍手しないんだもん。当然のようにラストに入れてブラボー。なるほど。

拍手に包まれた後のアンコールが個人的には一番皆が楽しそうで良かった!
プログラムももちろん上手いし良かったんだけど、やっぱね、奏者が楽しんでいる様子がないとダメなのよ。のびのびと演奏していたように見えたし、軽快にアレンジされた和楽器抜きの大神、テンポ変わっても楽しいクロノアと、いわばフィギュアのエキシビジョンのようで、見てて聞いてて楽しかったです。

終わった後、「ゲーム音楽演奏会」としての満足度は正直低かったんだよね。だけどコレは彼らの卒業制作、今までの学習結果の発表の場でもあるわけで、オーソドックスなオーケストラである、クラシックであることが基本であり、そうあるべきなんだろうね。
だからこれはコレでヨシ。なんだけど、やっぱどうしても演目がゲームだからね、ゲームを思い起こさせる演奏を期待しちゃうんだよね。
アンサンブルでも室内楽による765の調べは、クロノアの声が聞こえてきたくらいだったんだけどね。その表現の差ってのはどこから来るのか不思議だよね…




大神
1:タイトル
  プロローグ
  大神アマテラス復活
  神州平原
  ウシワカのテーマ
  ウシワカ演舞~ウシワカと遊ぶ

2:骨鏃の破天矢
  クシナダを乗せて
  スサノオ登場
  ヤマタノオロチ退治 其の二
  神木祭り

3:両島原
  シャチ丸のテーマ
  龍宮
  神木村の悲しい風習
  双魔神モシレチク コタネチク退治

4:約束
  常闇の皇
  「Reset」~「ありがとう」バージョン~
  太陽は昇る

風のクロノア door to phantomile
♪第一楽章
AND I BEGIN TO WONDER
DARKEN
THE WINDMILL SONG
MINE OF LIGHTS
GHADIOUS APPEARES
THE RONGOLANGO
GRANPA'S CHAIR

♪第二楽章
MELANCHOLY SOLDIER
JUGPOT FALLS
THE RUIN'S AIR
BALADIUM'S DRIVE
FOR THE TIME WE'VE SPENT
FRY OVER THE WIND

♪第三楽章
UNTAMED HEART
DIFFICULT TO SAY
THE CLOSING ENCOUNTER
THE RING
ADVENT

♪第四楽章
PEACEFUL MOMENT
I'M ON YOUR SIDE
FAREWELL
RESURRECTION
STAFFROLL

アンコール:


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2017年04月04日 イベント トラックバック:0 コメント:0












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